入賞者からのコメント
毎年5月、6月、9月のどこかで2回、2週間ほどに日程で西表島に滞在していましたが、昨年はいろいろな事情であまり行ったことがない8月に西表島へ行くことになりました。この日はベタ凪。バラス島付近で昼休憩をしていたときに、この時期にだけ見られて2週間ほどで消えるという「藻の雲海」を初めて見ました。スノーケリングで、ほとんど人を気にすることなく必死で藻を食べ続けるアオウミガメとボートを切り撮りました。スキンダイビングは移動範囲が広く、ダイビングとは違う瞬間が切り撮れます。最近はスキンダイビングで海洋哺乳類を撮影することが増えています。
Profile
杉本靖成 Yasunari Sugimoto
愛知県在住の会社役員。28歳でライセンスを取得し、同時に水中写真も始める。仕事の関係で10 年ほどブランクがあったものの、家族が海好きなこともあり再開。最近は子どもたちとスキンダイビングをすることが多くなっている。ホームグランドは30年来の友人がいる西表島。
審査員からのコメント
柔らかい草原でゆったりと草を食む動物のように、海中の草原でウミガメたちが海藻を食んでいます。ウミガメをあえて下部に配置することで、遠くまで広がる海を表現するとともに、画面をブルーとグリーンで二分して面白い構図に仕上げています。牧歌的な雰囲気がよく表現されています。(高砂淳二)